「最後の晩餐に何を食べる?」って話題になることありますよね。
私は迷わず「お母さんの卵焼き!」と答えていました。卵が大好きな私ですが、
実は結構わがままで(笑)小さい頃から、給食の茶わん蒸しは絶対に食べない。
お店で売っている卵焼きもいや。私が好きなのは、卵料理ではなくて、
「お母さんが作った卵料理」なんです。
お弁当には必ず卵焼きが入ります。ほんのり甘くて、だしのきいた卵焼き。前の日から楽しみで楽しみで。お弁当を作っているそばに寄って「ちょっとちょうだい」とそのはしっこをつまみ食い。何とも言えない幸せな瞬間です。もちろん時間がたって、冷めたってその味は変わりません。「おいしいなあ。おいしいなあ。」って味わいながら食べていました。 お正月におせち料理にいれる卵焼きは何本も何本も巻いてもらって、おかわりをたくさん用意してもらっていました。
茶わん蒸しも大好きで、お誕生日には必ず作ってもらいます。なくなってしまうのが惜しいから少しずつ食べて、食事の最後に最後の一口を食べるんです。
お母さんが作ってくれる卵料理はだしがきいていてやわらかくてあったかくて・・。 お母さんの愛情がたっぷり入っていてそれを感じることができるから好きなんですね。 しっかりだしをとるのも大変だったろうなとは、自分が母親になって料理をするようになったからわかること。本当に感謝しています。
私の娘も卵焼きや茶わん蒸しが大好きです。でも私は・・というとだしをとるかわりに 味とこころの「四季の彩」、卵料理には「今日もたまご焼き」を使って楽しています。子供への愛情はたっぷりですが、素材の安心、味も満足なので常備しているんです。 母に味見をしてもらってもお墨付き、私も大好きなお母さんの作ってくれるあの味にとても近いんです。少しずつ時代の変化で変わってはいても、変わらぬ母の味。 娘にもそんなふうに「大好き」といってもらえるといいな。