母の手料理というと、いろんな料理が想い出されます。
炊き込みご飯、天ぷら、大根の煮物等々・・・。
毎日仕事で遅くなっても必ず、私達子供と一緒にいろいろな事を話しながら料理を作ってくれました。
私は母と「稲荷ずし」をつくるのが大好きでした。母や弟と寿司桶を前に包む速さを競ったり、だれがきれいに包めたか自慢しあったり。大きなお皿にいっぱい、いっぱい稲荷ずしを積んで、祖父、祖母、両親、兄弟で取り合いで食べました。
私にとっての母の味は家族で一緒に作って、大笑いしながら食べた料理の味です。そのお陰か、知らぬ間に料理が作れるようになっていました。
今は私の子供も高校生になり、朝、一緒にお弁当を作ったり、休日には主人と子供と義母と4人で台所でわいわいと料理を作っています。
「一緒に作って一緒に食べる。」母から教えてもらった最高の料理です。
お母さん、ありがとね。